学校保健フォーラム1999-8「学習指導要領の改訂で学校保健がどう変わったか」

「総合的な学習」と養護教諭の役割

宍戸洲美(東京都渋谷区立中幡小学校)

 養護教諭に「兼務発令の上,保健の授業を担当することができる」とした法改正。2002年から実施される小学校3年生からの「保健の授業」そして「総合的な学習」。

 多くの養護教諭が,からだの学習やエイズ教育,喫煙予防や薬物乱用防止の教育,さらに,いじめや不登校などの心の問題についても,子どもたちが健康に生きる方をつけるために必要だと考え,いろいろな方法で学習する機会をつくってきました。こうした蓄積を,今後どのような形で新たな教育計画づくりの中に取り込んでいくか。

 2002年から完全実施とされている新しい学習指導要領も,前倒しをして実施するところが増えてきています。とくに,学習指導要領や教科書のない「総合的な学習」については,多くの学校で,どのような内容で進めていくのかの検討に入っている時期だと思います。
この時期に積極的に教育計画づくりに参加し私たちが捉えている「からだ・いのち・健康」に関する子どもの実態や子どもを取り巻く社会や地域の状況,子どもの要求などを丁寧に示しながら「総合的な学習」の中で取り扱えるようにしていくことが大切です。

 そのためには,学習指導要領に書かれている内容にっいても是非熟読し,どの教科でどのような内容が扱われているのか。それが子どもの側に引き取られたとき,どこを補う必要があるのか。目の前にいる子ども,あるいはこの子どもたちの将来を予想して「健康に生きるカ」をつけるために大切な学習を,自校の教育計画の中にしっかり位置づけていけるように頑張りたいものです。

 また,授業づくりや教材開発についてのカ量も高め,担任と共に「子どもにわかる授業」づくりにも―役買いたいものです。

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