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学校保健フォーラム1998-12 「保健主事と養護教諭の仕事の連携 」 共に考え、互いに学び、共に働く 森昭三 (岩手大学教育学部教授) 養護教諭の保健主事登用の途を開く制度改正が平成7年度に行われた。その後,現在までに,どの程度の着護教諭が保健主事に任命 されたのであろうか。任命されたとしたら,どのような経緯を辿ったのであろうか。 学校の規模一つとっても,小規模校から大規模校と多様である。 学校運営の仕方も学校によってかなりの違いがある。こうした状況 のなかで,何を判断基準にして養護教諭が保健主事に「なる,なら ない」の決定がなされているのであろうか。こうした検討課題は多 く,研究が必要である。残念ながら,日本学校保健学会などを見る 限り研究の対象となっていない。これからである。 保健主事には「健康に関する指導体制の要として学校教育活動全体の調整役を果たす」(保健体育審議会答申)役割が課せられ,企画 力,実行力,調整能力などの資質が必要とされている。 ところで,この小論の課題は「保健主事と養育教論の仕事の連携」 であるが,一言でいえば,両者に学校保健の組織的活動の推進につ いて「共に考え,互いに学び,共に働く」姿勢を要求したい。相手に「教える」「指図・指示する」という関係が,両者の連携を破綻に 追い込んでいる事例に接することが少なくない。相手の弱点・欠点 を探せば切りがない。相手のそうした弱点・欠点をどうにかしたい と考えるよりも,謙虚に相手から学ぶことを探す方が建設的である。 こうした時,お互いが成長し,力量を身につけていく。 子どもの健康をめぐって考えを出し合い,学び合うことによって 工夫が生まれ 勇気づけられ,学校保健活動への取り組みに意欲が 湧いてくるものである。活動が活性化し,仕事が楽しくなる。 当然なことだが,すばらしい学校保健活動が進められている学校 の保健主事と養護教諭の連携はこうなっているのである。 |
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