学校保健フォーラム1999-3「いま、アレルギーの子が増えている」

アレルギーの子どもにどう対応したらよいか

飯倉洋治(昭和大学医学部小児科)

最近,アレルギー児が増えていることは確かで,どこのアレルギ ー外求も患者さんでごったがえしていることと思う。このアレルギ ー患者の増加に対し,‘日本アレルギー学会は1993年からアレルギー 疾患児に対する対応を中心としたガイドラインを結成し,1995年に改訂,1998年には喘息患者への指導ガイドラインを作成した。
 
こういった指導のためのガイドラインが,一人でも多くの臨床医に読まれると,アレルギーの子どもたちはある程度の共通した指導が受けられるが,観念ながら実際は3分の1も読まれていないし,外来を訪れる患者さんは喘息にしてもアトビー性皮膚炎にしても,きまぎまな治療,日常指導を受けている。
 
何回となく開業の先生に話をする横合があり,喘息ガイドラインの話をするが,このガイドラインが絶対的なものなのかと質問されることも少なくない。この質問の答えは“絶対的なものではなく,参考にしていただければ大差な誤りはない”と説明している。
  
そこで,筆者の実際の対応はどうかについて述べてみる。
 @生活環境をきれいにする。Aアトビーの場合はスキンケアをきちんとする。喘息の場合は朝の鍛練(乾布摩擦あるいは水かぶり等)を行う。B病気を理解する努力を行う。C薬を医師の指示通りに服用あるいは用いる。D特珠な行事(遠足等)に参加の時は前もって医師と相談する。E急に症状悪化の時の対応を開いておく。F喘息日記のように毎日の症状を簡便に記載しておく。
  
こういった甘頃の準備が大切で,オーバーな宣伝(アトビーが治る等)の表現は絶対信じず,何か良きそうな対応にチャレンジする時も決して高いお金を払わぬことである。常識で対応し,医師と相談する姿勢をとってみると大きな間違いはないといえる。

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