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学校保健フォーラム1998-8 「養護教諭の理想像を目指す」 期待に応える力量を持つ 出井美智子(杏林大学保健学部教授) 明治38年に岐阜県で,養護教諭の前身である学校看護婦が初めて 採用されて93年になります。その間,子どもたちの健康状態は感染 症を中心としたものから近年はアレルギー,心の健康問題まで多様化し,保健室の役割は広くなってきました。 名称も学校看護婦から養護訓導(注:当時小学校教論を訓導と いった)へ,また,第2次世界大観終了後,新しく学校教育法が制 定されて現在の養護教論になったのです。 終域当時20%に満たなかった養護教諭の配置率も,現在はほとんどの学校に配置されています。 そして,健康管理,健康教育,相談活動とそれぞれの先生方が, 子どもたちの健康を願ってよい仕事を積み重ねてこられた結果,養 護教諭は大きい存在感を与えています。 先日全期を終えた国会では,教育職員免許法の一部が改正され, 3年以上勤務している養護教諭はその学校で「保健」の教科につい て授業を担任することができるようになりました。 「保健」の教科を担当することについて私は以前から,健康につ いて専門の知識や技能を持ち,子どもたちの健康の実態を把握して いる養護教諭が一番の適任者であると思っていました。今後は雨降 り保健などと呼ばれるものでなく,教科として保健が発展すること が期待きれます。 ただし,養護教諭が授業をすることについて,留守中の保健室を どうするかなど解決すべき問題はあると思いますが…。 また,障害を持つ子どもが学校に入学するケースが増えていると 開きますが,それぞれの障害についての知識と的確なケアの実施, 学校保健活動をスムーズに機能させるためのコーディネーターとし ての役目等々,養護教諭に期待される役割は大きく,それに応える 力量を持つことが望まれるのではないでしょうか。
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