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学校保健フォーラム1998-11 「子どもがヤル気を起こす保健の授業」 子どものヤル気を引き出すには 有田和正(愛知教育大学教授) 北海道では,お母さん方のミニバレーが流行しているそうである。 つき指をしたり,けがをしたりしないやわらかいポールでのバレー である。 学校の体育館などで,町内会ごとに試合をしたりして楽しんでい るようだ。 あるお母さんが「早くレギュラーになって試合に出たい。どうし たらレギュラーになれるだろうか」と考えながら,会場への道を運 転していた。 交差点で止まったとき、ふと見るとガソリンがない。これは大変 だと,近くのガソリンスタンドに行った。 「ガソリン満タンにして下さい」とお母さんがいった。すると, ガソリンスタンドのお兄さんが,「レギュラーですか?」といった。 「いいえ,まだ補欠なの。」と,お母さんはいった。 このお母さんは,どうしてこんなにミニバレーに燃えているのか。 どうしてこんなにヤル気があるのか。 それは,ミニバレーが「面白い」からである。面白いからこそ燃 えるのである. 子どものヤル気を引き出すには,ミニバレーのような面白い教材 やものを提示すればよいのである。たとえば,次のように− 落ち葉を示して,「これ,木のうんちだよ!葉っぱのうんちだ よ。」という。子どもたちは,「何いってるの。落ち葉じゃないか」 という。 人間も動物も昆虫も,ものを食べてうんちを出す。そうしないと 生きていけない。植物だって生きているんだから,食べて,うんち を出しているんだよ。何を食べているのか,どんなうんちを出して いるのか。がぜん,「うんち」に興味をもち,調べ始める。
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