急増する清涼飲料
清涼飲料の年間消費量は、年々増加しています。清涼飲料のうち約19%は炭酸飲料で、約15%は果実飲料、17%はコーヒー飲料、27%は茶系飲料、8%はスポーツドリンクです。6年前の生産量との対比では、茶系飲料、スポーツドリンクが高い伸びを示しています。私たちが地域の中学で行った調査でも、中学生の好きなドリンクは、スポーツドリンク、茶系ドリンク、コーラを除く炭酸飲料でした。
不安いっぱいの清涼飲料
暑い夏、清涼飲料を飲む機会が増えてきていますが、清涼飲料にはたとえば、次のような不安があります。第1に糖分のとりすぎになります。基本的に1日20gもとれば十分といわれる糖分ですが、ペットボトル500mlには、30gの糖分が含まれています。毎日のように飲んでいると、やはり糖分のとりすぎになり、むし歯とか肥満の原因になります。さらに糖分過剰摂取による脱カルシウム作用は、骨折ばかりでなく、精神的にもイライラするなど、さまざまな作用を起こすといわれています。
第2に清涼飲料には、各種のビタミンを含んでいるものもありますが、基本的に毎日の食事で摂取していれば、ビタミンの摂取は必要ありません。むしろ過剰なビタミンの摂取は、子どものからだに悪影響を及ぼします。
第3に子どももカフェインを含むアルカロイド飲料(コーヒー、紅茶、ココア、緑茶など)を飲んでいるようです。カフェインは、脳と筋肉の動きを活発にし眠気を取り、仕事の効果を上げるといわれていますが、子どもの場合これをとりすぎますと、交感神経を刺激しすぎて食欲が減退し、集中力がなくなり、不安感やイライラをもたらすようになります。
賢く飲み物を選びましょう
子どもに水分を補給することは必要ですが、それをすぐ清涼飲料に頼るということはとんでもないことです。しかし人気タレントがおいしそうに飲んでいれば、ついそれを飲みたくなります。「飲んではだめ」と言うだけでなく、清涼飲料を飲んでいる実情を知り、清涼飲料の危険性について話し合い、知識を深めていくことが必要です。